15回 修学旅行に来た中学生のコスプレをして、カナダの道で立っていると話しかけてもらえるのか?
こんにちは、JKなし子です。
突然ですが、皆さんは「外国人に話しかけてもらい、クールに英語で会話したい」と思ったことがありませんか?
私は、めちゃくちゃあります。
このように、「オーマイガッ‼︎コイツの英語はクールすぎて、凍傷しちゃうぜ‼︎」と一度は思われてみたいものです。
カナダに来て1週間、カタコト英語ですが、声の大きさと必死に伝えようとする気持ちだけあれば、何とかなる!気がします。
今こそ、今までの奇行キャラから脱出し、クールに英語で会話をたしなむ素敵なレイディになる夢を叶えましょう!
1、外国人に話かけられやすい格好をしよう
今回は、いかに話かけられやすい格好でいるか、それが最大の鍵となります。
様々な思考を凝らした結果、「修学旅行」というそこにいる人々が旅行者に気軽に話かけやすい要素と、
「女子中学生」という世界共通で重宝されている萌え要素を組み合わせて、
『カナダに修学旅行に来た女子中学生』という格好にしました。
(携帯の画面の破損により、大変画質が悪くなっています。)
2、人がたくさん集まるところに行こう
カナダのメトロタウンという場所にある大きなショッピングモールの前の広場に立ちます。
駅と隣接しているので、人の移動がとにかく多いです。
ここで、持って来たスケッチブックに「私は、カナダに修学旅行で来た女子学生のコスプレをしています。」と書きました。
これを持って、ひたすら待ち続けます。
3、不審な奴に思われた場合には、対策を立てよう
開始から15分が立ちました。
通り過ぎるほとんどの人が私をガン見していますが、
「コイツ、何やってんだ?」という視線に私のやる気も下がってきました。
『このままじゃダメだ!そうだ!物々交換をしたら、皆が話かけやすいんじゃないか?』
そこで、急遽、非常用食品としていたハイチュウを取り出し、
「物々交換しませんか?」と英語でスケッチブックに書き、
作戦を大きく変更することにしました。
4、物々交換で私が手に入れたモノは?
物々交換作戦に変更してから、ようやく人に話かけられることに成功しました。
1人目(カナダ人おじいさん)
「ねえ、君は物々交換してるの?僕は何も持ってない、それでも良いかい?」
「じゃあ少しで良いんで、英語を教えてくれませんか?」
「あ、僕のハニー(奥さん)が来たよ!あっはっは!またね!」
「なんやねん。」
2人目(アジア人男性)
「ペンなら持ってるよ。ほら、どうぞ。その代わり、僕の家には今、日本人の生徒がいるんだ。いろいろ相談があるから、連絡先交換してもいい?」
「すみません。携帯ないんで。あと、旅行でカナダに来ただけです。」
「頼むよ〜。」
「あ、急にトイレに行きたくなってきた!ではサヨナラ!」
とりあえず、ハイチュウとペンを交換することに成功!
3人目(ラッパーぽい男性:本人)
「ヘイ!何してるの!ブツブツ交換!?何でも良いけど、君カワウィーね!何歳なの?」
「(チッ…、面倒くさいのが来やがった。)38です。今、物々交換してるんです。」
「ノープロブレム!今から買い物するから、また来るね!」
「帰ります。」
ダメだ。全然英会話出来てない…。
諦めかけたその時…!
「ごめんなさい、私は今何も交換するものがないんだけど…、あなたのコスプレ面白いわね!私、コスプレイヤーなのよ!」
「本当に?どんなコスプレしてるの?」
「これよ!(めちゃめちゃクオリティの高い写真を見せてくれる)」
「綺麗!アニメそっくりじゃん!あ、そうだ今度カナダであるコスプレのイベントに知ってる?」
「私は、毎年出るわよ!あなたも来るの?」
ついに!きちんとした会話できてる…!『Your English is very good!』と言ってもらえました。カナダ美女に!美女に!
ありがとう!綺麗なお姉さん。とても良い匂いがしました。
意気投合し、またコスプレ会場で会うために、Facebookを交換すると、
嬉しいどすなあ。
いやあ~良かった、良かった。全部は載せられなかったですが、
結構たくさんの人に話しかけてもらいました。
6、最後の最後に…
「おーい!おーい!さっきののジャパニーズガール!」
「ん?もう帰るんだけどなんだろ?」「あっ!またアンタかよ!!」
「コーヒー買ってきたんだ、寒いからさ。そこのスタバで。」
「意外に優しいラッパーなのかな。ん⁉︎」
「だから電話番号いらないっつーの!」
「連絡くれよな!」
「するわけないだろ!」
物々交換の結果:ペンからスタバのキャラメルラテになった。
〜最後に〜
今回は物々交換が目的ではなく、どれだけ人と会話を楽しめるか、を大切にしていました。
難しい英単語や文法を使わなくても、必死に伝えようとする姿勢があれば、相手に伝わるっちゅうことです。
あと、物々交換は、まだまだいろんな楽しさがあると思うので、また別の機会にもしようっと!
おしまい